e若いカップルを応援!

  • 2016.12.02
  • 生活/生活情報
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公明新聞:2016年12月2日(金)付



新婚さんに優待パスポート
公明が提案
群馬県



群馬県は今年10月から、若いカップルを応援する「ぐんま結婚応援パスポート(通称・コンパス)」事業を開始した。県によると、新婚夫婦などを優待するパスポート事業は、都道府県で全国初。県議会公明党(福重隆浩代表)は11月22日、協賛店になっている高崎市の結婚式場「エテルナ高崎」を訪問し、清水宏之支配人らと意見を交わした。


全国初 協賛店で特典いろいろ


県内の年間婚姻件数は、ピーク時の1972年に1万6415組を数えたが、年々減少し2015年には8820組とほぼ半減している。婚姻件数の減少は少子化の大きな要因になることから、県は婚活や結婚支援に力を入れている。

同パスポートの交付対象は、少なくとも片方が県内に居住もしくは通勤・通学している婚姻予定の男女と新婚夫婦。市町村に婚姻届を提出するか県に申請書を提出することで、無料で入手でき、有効期限は1年。

協賛店でパスポートを提示すると、特典サービスを受けることができる。10月3日から交付が始まり、既に850組を超えるカップルがパスポートを手にしている。

協賛店は、県内の結婚や新生活に関連する業界から募集し、登録は無料。これまでに結婚式場や貸衣装店のほか、保険会社や自動車販売店などが登録している。

特典サービスは、協賛店によってさまざま。結婚式場ではレンタル衣装の割引やギフト券の提供、自動車販売店ではエンジンオイルの交換が無料、住宅関連企業ではブランド米やエアコンの贈呈――など、業態に合ったサービスが提供されている。

協賛店になると、県の結婚・子育て応援ポータルサイト「ぐんまスマイルライフ」で、店舗情報やPRメッセージを発信できることもあり、事業開始時に258店だった協賛店舗数は、11月29日時点では375店と急増している。

「エテルナ高崎」では、成約前にパスポートを提示すると、結婚披露宴の参加人数の規模に応じて、5万円分の会場演出か2万円分のブーケをプレゼントしている。清水支配人は「パスポートの導入で、県内での結婚数が増えれば」と期待していた。

福重代表は「社会全体で結婚する若い人を応援し、群馬で暮らすことが幸せだと思えるように取り組んでいきたい」と強調した。

県議会公明党は同事業の導入について、議会質問や予算要望などで一貫して提案。15年9月の県議会定例会では、福重代表が、若い人を祝福し応援するという観点から、ブライダル優待カード(仮称)の創設を提案していた。

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