e三浦半島まるごと食堂

  • 2016.12.01
  • エンターテイメント/情報

公明新聞:2016年12月1日(木)付



神奈川県と4市1町でプロジェクト
地域資源生かし魅力を発信



神奈川県は先月13日、三浦市の三崎港にある複合施設「うらり」で、三浦半島の食材を使った観光イベント「三浦半島まるごと食堂」を開催し、約8000人の来場者でにぎわった。これは県が、三浦半島地域の4市1町(横須賀、鎌倉、逗子、三浦の各市と葉山町)と共同で取り組む「三浦半島魅力最大化プロジェクト」の一環として行われ、同プロジェクトを推進してきた公明党の亀井貴嗣県議も会場を視察した。


「食」のイベントに8000人

同イベントでは、人気シェフの川越達也氏がプロデュースした、三浦半島でしか食べることができないオリジナルメニュー「LAUMI(ラウミ)」が発表され、試食会とともに、川越シェフのトークショーも行われた。

地元食材をふんだんに使ったイタリアンの同メニューは、カワハギのフリットに三浦半島近海で採れる海藻の「アカモク」を使ったタルタルソースがかかった前菜、タコとアカモク、しらすを使ったパスタ、メインの金目鯛とサザエ、アカモクのソテーの3品。三浦半島内の特定のレストランで今後、再現またはアレンジしたものを食べることができる。

また会場には、各地域の飲食店が出店するフードコートが並び、キャベツや葉山牛、しらすを使ったオリジナルアイスの食べ比べや、野菜の詰め放題なども行われた。

「三浦半島魅力最大化プロジェクト」は、県内で人口減少、高齢化問題がいち早く到来するといわれる三浦半島で、地域の資源を生かした活性化戦略。同プロジェクトでは「観光」と「暮らし」の二つを大きな柱に、「海」「食」「地域」「働く」「住む」といった五つの魅力を発信していく。

ダイコンやキャベツ、三崎マグロなどブランド力のある食材や近海の新鮮な魚介類をアピールする今回の食のイベント以外にも、空き家を活用した「お試し移住」(トライアルステイ)を実施しているほか、来年行われるウインドサーフィンのワールドカップが横須賀市で開催されることが内定している。

県政策局の能勢祐二自治振興部長は「プロジェクトの大きなイベントを成功することができた。まずは観光に力を注ぎ、移住につなげていきたい」と話していた。

同プロジェクトに関しては、亀井県議が昨年6月の定例会で、三浦半島の人口減少などの課題について言及し、「三浦半島地域に着目した県のプロジェクトが必要不可欠である」と訴えていた。

視察後、亀井県議は「一過性のイベントではなく、何年も続けていくことに意味がある。より魅力ある三浦半島の実現のために尽力していく」と語っていた。

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