e勇気の救命活動に感謝

  • 2016.12.01
  • エンターテイメント/情報
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公明新聞:2016年12月1日(木)付



カード配りメンタルケアも
兵庫・姫路市



兵庫県姫路市は現在、救急現場に居合わせて救命活動を行った人(バイスタンダー)に、その場で感謝の意などを伝える「Thanks(サンクス)カード」を配布している。公明党の中西祥子、西本眞造の両市議はこのほど、市消防局を訪れ、担当者から話を聞いた。

このカードは現場の救急隊員からバイスタンダーに手渡されるもので、大きさは名刺サイズ。表面には応急手当てへの感謝の言葉がイラストとともに記載されている。

一方、裏面には市消防局消防・救急課と市保健所、中播磨健康福祉事務所(福崎保健所)にそれぞれ設置されている「こころのケア相談窓口」の電話番号を表示。これはバイスタンダーの中に「対応の仕方は間違っていなかっただろうか」と不安になったり、手当ての際、直接血液に触れたことで感染症を心配するケースもあることから、記載されたものだ。消防・救急課の改発久樹課長補佐は「勇気を出して手当てしてくださった方への感謝の言葉だけでなく、不安の払拭にも役立てば」と語っていた。

中西市議は、2015年9月の定例議会で「バイスタンダーの精神的なサポートが必要だ」と訴え、同カードの配布を求めていた。

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