e帰還へ医療・介護を充実

  • 2016.11.15
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年11月15日(火)付



福島で関係者と懇談
古屋、高木、長沢副大臣



東京電力福島第1原発事故で避難指示が出された福島県双葉郡の住民帰還に向け、古屋範子厚生労働、高木陽介経済産業、長沢広明復興の各副大臣(いずれも公明党)は14日、福島県楢葉町で開かれた医療・介護従事者らとの意見交換会に出席した。

故郷への帰還を望む避難者の多くが医療・介護の不安を抱えていることを背景に、初めて開催された。「現場の声を聞き、省庁横断で安心して生活できる環境づくりを進める」(長沢副大臣)のが狙いだ。

古屋副大臣は「避難解除を機に、医療・介護の提供体制の確保はますます重要な課題になっている」と指摘。その上で「関係者がタッグを組み、全力で取り組む」と訴えた。高木副大臣は「現状の仕組みで対応できないことへの解決策も見いだしたい」と語った。

これに先立ち古屋、長沢両副大臣は楢葉町内で、ふたば復興診療所や、特別養護老人ホーム「リリー園」、ふたば救急総合医療支援センターを視察。リリー園では、永山初弥施設長から「介護職員の人材不足で、入所者を思うように受け入れられておらず、赤字経営が続いている」との実情を聞いたほか、入所者と懇談した。

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