e市民祭りで議会体感ツアー

  • 2016.11.08
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年11月8日(火)付



議場開放、クイズや記念撮影
親子連れが多数参加「存在、身近に」
兵庫・西宮市



兵庫県西宮市議会は、41回目となる「にしのみや市民祭り」が開かれた10月22日、本会議場を市民に開放する「議会体感ツアー」を実施した。これには多くの親子連れが参加し、「議会が身近な存在と感じた」など大きな反響が寄せられた。市民祭りへの市議会の参加は初めて。市議会広報広聴特別委員会を中心に、公明党市議らが他会派の議員と共に積極的に取り組んできた。

「わっしょい、わっしょい!」。子どもたちの威勢のいい掛け声や活気溢れるダンス、バンドによる生演奏などで盛り上がる市民祭り。会場となった市役所周辺は、約4万1000人の市民らで終日にぎわった。

この日、市議会本会議場は午後1時から5回に分けて市民に開放された。1回当たりの定員は40人。

参加者は、議員が案内役となって議場に。議長をはじめ公明党市議らが歓迎し、議員席に座った参加者は、まず、クイズに挑戦。「市の事業かどうか」を当てる質問として、(1)小・中学校にエアコンを設置(2)道路や公園の整備・管理(3)保育所を整備し、子どもを保育―などの問いが次々と出されたが、正解すると「おー」という声が上がったり、不正解だとため息が漏れたりしていた。

この後、参加者は議場内で自由に記念撮影。特に、議場内の正面中央にある議長席は人気の的で、席に陣取った小学生らは、うれしそうに保護者に写真を撮ってもらっていた。

1人で参加したという男性は「(議場に入ると)膝を突き合わせて話ができる雰囲気だった。子どもたちにとっては将来の重要な経験になったと思う。次回はわが子と一緒に参加したい」と語っていた。

「議会体感ツアー」の実施については、昨年6月に市議会に設置された広報広聴特別委員会が"市民参加型の議会"をめざし検討。公明党の山口英治市議が委員として、他会派の市議と一緒になって、市議会の市民祭りへの参加を決めた。

これを受け、毎回、同委員会に出席していた当時の大川原成彦議長(公明党)が、今年4月に開かれた市民祭り協議会の総会で参加への意向を述べ、市議会の市民祭り参加が正式に決定した。

さらに、今年6月から同委員会の委員となった公明党の大原智市議らは、クイズの作成など「議会体感ツアー」の具体的な準備を進めた。

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