e大規模津波の防災訓練

  • 2016.11.07
  • 情勢/社会
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公明新聞:2016年11月6日(日)付



「世界津波の日」制定後初めて
南海トラフ地震に備え、高知市で
石井国交相、石田、山本氏が参加



「世界津波の日」制定後初めてとなる大規模津波防災総合訓練が5日、国土交通省と高知県、高知市の主催により、高知市の高知新港をメイン会場に行われ、石井啓一国交相(公明党)が出席した。これには公明党の石田祝稔政務調査会長(衆院議員)、山本博司参院議員も参加した。

2004年のスマトラ島沖地震の津波災害を契機に始まった同訓練は、今年で11回目。地震による大規模津波の被害軽減をめざし、津波に対する知識の普及・啓発を図ることを目的に行うもので、国や地方自治体をはじめ、94の防災関係機関が参加した。

今回は、午前9時20分に土佐湾の深さ約20キロを震源地とするマグニチュード9.1の南海トラフ巨大地震が発生し、高知県や徳島県などで震度7を観測、沿岸部に最大高20メートルの津波が到達したと想定。会場では、津波避難タワーへの住民避難や船舶避難誘導、ヘリコプターや航空機、ドローンなどによる上空からの情報収集と伝達、孤立者や海上漂流者の救助、倒壊家屋からの救出、ライフラインの復旧などの訓練が次々と展開された。

石井国交相は「非常に実践的な訓練で、防災や津波に備える日常的な訓練の大切さを改めて感じた。日本がこれまでの貴重な経験で培ってきた、地震や津波に備える防災の知識や技術を世界に発信していきたい」と語った。

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