e風評被害対策に全力

  • 2016.11.04
  • 情勢/社会
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公明新聞:2016年11月4日(金)付



石井国交相 鳥取中部地震で現地調査



石井啓一国土交通相(公明党)は3日、最大震度6弱の揺れを観測した鳥取県中部を訪れ、被害を受けた観光地や温泉地を調査するとともに、いまだ避難生活を送る住民らを見舞い、激励した。山本博司参院議員のほか、党県本部の県議や市議、町議が同行した。

石井国交相は、北栄町由良宿で家屋が損壊した現場を見て回った後、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている倉吉市の観光名所「白壁土蔵群」を視察。地震により、建物の屋根瓦がずれたり白壁が剥がれたりした被害状況を確認した。また、倉吉市立成徳小学校で避難住民らを激励した。

一方、石井国交相は、世界有数のラジウム温泉として知られる三朝町の三朝温泉を訪問し、旅館の被災状況などを聞いて回った。

その後、首長や観光団体との意見交換会に出席。この中で鳥取県の平井伸治知事は、「地震発生以降、県内の旅館などでは約1万3200件のキャンセルが出ている」と説明。「11月、12月は書き入れ時にもかかわらず、予約が入らない状況だ」として、風評被害払拭への支援を求めた。

調査を終えた石井国交相は、「既にほとんどの旅館やホテル、飲食店で営業を再開している。正確な情報発信に努め、観光客の誘致へ鳥取の魅力を伝えるキャンペーンを行い、風評被害の防止に取り組んでいく」と語った。

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