e鳥取で震度6弱

  • 2016.10.24
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年10月22日(土)付



建物崩壊、けが人も
気象庁呼び掛け「1週間は注意」



21日午後2時7分ごろ、鳥取県中部を震源とする地震があり、同県倉吉市と湯梨浜町などで震度6弱、岡山県真庭市などで震度5強の揺れを観測した。鳥取、岡山両県で計6人が重軽傷を負い、建物などに被害が出た。気象庁によると、震源の深さは11キロ。地震の規模(マグニチュード)は6.6と推定される。気象庁は今後1週間、最大で震度6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けた。

鳥取県によると、倉吉市と湯梨浜町の被害が大きく、建物の屋根が落ちたとの情報がある。倉吉市役所はガラスなどが散乱して使用できないため県の施設に機能を移し、対策本部を設置した。県内では倉吉市などで計5人が軽傷を負ったほか、北栄町で建物が2軒倒壊した。

気象庁の青木元・地震津波監視課長は記者会見で、6弱の地震発生から午後3時までに震度1以上の揺れが17回あったと説明し、「活発な地震活動となっている」と述べた。また「この地域では大きな規模の地震発生後、規模の近い地震が続発した例もある」と指摘した。

中国電力によると、鳥取県では倉吉市を中心に一時約4万戸が停電した。

電力各社によると、停止中の島根原発(松江市)や福井県内の各原発、運転中の伊方原発3号機(愛媛県)に異常はないという。

公明党は21日、「鳥取県中部を震源とする地震」対策本部を設置した。メンバーは次の通り。

▽本部長 斉藤鉄夫

▽本部長代理 赤羽一嘉

▽事務局長 桝屋敬悟

▽事務局次長 谷合正明

▽本部員 山本博司、銀杏泰利、澤紀男


公明議員が現場に急行


震度6弱の激震に襲われた鳥取県倉吉市、北栄町、湯梨浜町では、発災直後から公明議員が住民の安否確認と被災状況を掌握するため、現場を奔走した。

倉吉市では、市役所の本庁舎で窓ガラスが割れたほか、観光地でもある白壁土蔵群で外壁が落ちるなどの被害が発生。銀杏泰利(県代表)、浜辺義孝両県議が鳥飼幹男市議と共に市役所に急行したほか、高田周儀市議も市街地を調査。行き交う人々に「家族にケガはありませんでしたか」などと声を掛け、住民の安否を気遣った。

一方、住宅倒壊などの被害が出た北栄町では、斉尾智弘町議が、瓦が飛散する住宅地を訪問。「余震が心配で今夜は眠れそうもない」など不安の声を寄せる被災者を激励して回った。

湯梨浜町では、米田強美町議が地域を回り、ブロック塀の倒壊など被災状況を確認した。

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