e食の大切さ 楽しく学ぼう

  • 2016.10.17
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年10月17日(月)付



親子料理教室を開催
長崎市



楽しみながら食の大切さを学んでもらおうと、長崎市富士見町の淵地区ふれあいセンターで1日、「楽しい親子料理教室」が開催された。同市立城山小学校の放課後子ども教室実行委員会が実施したもので、児童と保護者、地域住民ら約70人が参加。同委員会の代表を務め、開催に尽力してきた公明党の山本信幸市議も駆け付けた。


放課後の居場所づくり 地域住民が協力、児童と交流

「自分で作ろう簡単ごはん」と題して行われたこの日の料理教室では、3年生から6年生までの児童24人が食事作りに挑戦。「料理をするのは初めて」「家で包丁使ったことないよ」といった声が上がる中、子どもたちは慣れない手つきで魚介のトマトクリームパスタや夏野菜のサラダ作りに取り組んだ。

調理方法を指導した市食生活改善推進員の三田村静子さんは、子どもたちが協力し合って料理に取り組む姿に、「食品の味を知る力や食べ物に対する感謝の思いを培ってもらえれば」と語っていた。

約1時間半かけて料理が完成した後には、1年生と2年生の児童22人も加わり全員での食事会に。会場では料理をお代わりする子が後を絶たず、至る所で笑顔が弾けていた。

参加した5年生の藤井孝徳君と4年生の桜子さん兄妹は、「野菜を切るのが大変だった。失敗もあったけど楽しかった」と満足げ。子どもと参加した西村直子さんは、「普段は仕事があるので一緒に料理することが難しい。子どもが料理に興味を持ち始めていたので、いい機会だった」と感想を述べていた。


公明議員が後押し

同市では、子どもたちの安全・安心な居場所づくりに向け、2010年度から各小学校区に放課後子ども教室の開設を進めている。

運営は社会教育団体などに委託しており、放課後や週末に行う体験学習や文化活動を通じて、住民と子どもたちが交流を深めている。

城山小学校区青少年育成協議会の会長でもある山本市議は以前から、子どもたちの居場所づくりや健康づくり、食の大切さを伝える重要性などについて地域住民らと協議。その結果、放課後子ども教室がなかった同校区で実行委員会の立ち上げを決め、今回、初の取り組みとして親子料理教室を実施した。

終了後、山本市議は「子どもたちが喜んで食事する姿に、食育の重要性を改めて感じた。今後も地域の方々と協力しながら料理教室を開催していきたい」と語っていた。

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