e基礎研究の支援強化を

  • 2016.10.05
  • エンターテイメント/メディア

公明新聞:2016年10月5日(水)付



若手養成など幅広く
大隅氏のノーベル賞で山口代表



公明党の山口那津男代表は4日午前、国会内で記者会見し、2016年のノーベル医学生理学賞に東京工業大学の大隅良典栄誉教授が決まったことに触れ、「心からお喜び申し上げたい」と祝福するとともに、同氏の研究成果が医療現場などに広く応用されることに期待を寄せ、「政府として支援が求められれば考えていくべきだ」と強調した。

山口代表は、日本人の3年連続ノーベル賞受賞について、「これまでの日本の基礎研究に対する取り組みの成果が表れつつあり、科学技術振興策のあり方に教訓をもたらす」と指摘。その上で、政府に対して「将来を考えた時、基礎研究の裾野を確保することが、人類にも、わが国にも希望を広げることになる。若い研究者の養成のあり方などを含め、広く(支援を)検討してもらいたい」と要望した。

今年度第2次補正予算案については、「政府・与党で決めた経済対策を実行する内容だ。熊本地震や東日本大震災の対応で緊急性のある災害対策も含まれている」として早期成立・執行の重要性を力説した。

16日(日)投票の新潟県知事選に関しては、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題に県民の関心が高いことを踏まえ、「自民、公明両党が推薦する森たみお候補は、県民の安全を守ることが最優先だと主張している。県民の気持ちを受け止めた当然の主張だ。ぜひ頑張ってもらいたい」と語った。

一方、コロンビアで政府と反政府組織が結んだ和平合意が、国民投票で僅差で否決されたことには「政府側も反政府側も共に、和平合意が国民に理解されるよう努力すると声明を出している。和平プロセスの進展へ国際社会が支援していくことが重要であり、わが国も支援のあり方は検討していくべきだ」と述べた。

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