e声の「市議会だより」が好評

  • 2016.09.01
  • エンターテイメント/メディア

公明新聞:2016年9月1日(木)付



市FMラジオ番組
公明提案を受けインタビュー形式導入
秋田・大仙市



「最近の活動について教えてください」「市民相談の対応を中心に、街頭演説も定期的に行っています。東日本大震災の被災地へボランティアにも行きました」――。毎週、市議会議員がラジオを通して市民に語り掛ける番組の一コマだ。


議員自ら政策など語る

秋田県大仙市では今年4月から、議会の見える化を目的としたコミュニティーFMラジオ局「FMはなび」の番組「市議会だより」で、議員が自身の活動や政策を語る新企画が始まり好評を博している。この企画は、公明党の秩父博樹市議の提案でスタートしたもの。

市議会だよりは毎週金曜日の15分間、議会の情報発信として、これまで定例会や市長の施政方針などを流していた。しかし、リスナーからは「話が堅くて、興味が湧きにくい」などの残念な反応が多かった。そこで、秩父市議は「もっと議員の姿を楽しく知ってもらう内容に工夫しては」と広報広聴常任委員会で提案。これを受けて今年4月から、ラジオのパーソナリティーとのインタビュー形式で、市議の活動や横顔に迫る企画に変更した。

番組では市議が順番に登場し、秩父市議は7月放送分に出演。収録日には、日常の議員活動や東日本大震災の被災地支援ボランティアの報告、党県青年委員会の運動を通して若者世代の政治参加を訴えた。さらには、趣味のマラソンについても熱く語るなど、幅広い話題で和やかにトークを繰り広げた。

秩父市議はこのほど、同企画への反響を聞くため、「FMはなび」を訪問し、藤沢康雄放送局長と懇談。その中で藤沢放送局長は、リスナーから「議員の"いつも"とは違う側面が知れて良かった」と反響のメールが来たことを紹介した。

「車の中でよく聞いている」という住民の佐々木智子さんは「議員の人柄が分かると、より市政に興味を持てるようになる」と、ラジオの感想を寄せた。秩父市議は「これからも開かれた議会をめざして、多様な取り組みを考えていきたい」と語っていた。

「FMはなび」は昨年8月に開局し、市と民間企業が共同出資した第3セクターが運営。行政情報や地域の話題、地元紙などと連携したニュース、緊急時の災害情報などを流しており、インターネットやスマートフォンの専用アプリでも聞くことができる。

毎年8月に開催される全国花火競技大会「大曲の花火」では、交通情報などのほか、大会の模様を生中継し、地元住民から人気を集めている。

FMラジオ局の開設については、公明党の杉沢千恵子前市議が強力に推進していた。

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