e鍛えの夏 政策課題を真剣に研さん

  • 2016.08.29
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月29日(月)付



議員力アップでさらなる党勢拡大に全力挙げよう
党中国方面本部夏季議員研修会から



鍛えの夏、全国各地で議員研修会が活発に開催されています。このうち、20日に鳥取県で開かれた党中国方面本部(桝屋敬悟本部長=衆院議員)の夏季議員研修会の模様を紹介します。

党中国方面本部の夏季議員研修会には、鳥取、島根、岡山、広島、山口の各党県本部の議員が参加しました。

午前の部では、先の参院選で初当選した伊藤孝江参院議員のあいさつの後、(1)1億総活躍地方創生コース(2)IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ、AI(人工知能)コース(3)災害対策コース(4)TPP(環太平洋連携協定)対策(農政)コース―の四つの分科会に分かれて研さんしました【別掲参照】。

午後の部では、3人が活動報告。川上博司・高梁市議(岡山)は、昨年12月に支部として287部の公明新聞拡大で有権者比1%を達成。達成にあたって、一人一人の購読状況が分かる台帳と、切り抜きスクラップ帳を使い、自らも109部を拡大したことを報告しました。

曽田聡・山口県議は、県内の主要団体から受けた要望を、市政・県政・国政の場で議論し、団体へのフィードバックに努めたところ、今まで以上に、各種団体・企業から信頼を得ることができたことを紹介。また、浜辺義孝・鳥取県議は、積極的に企業や団体を訪問する中で、公明新聞を拡大。鳥取県として、7月の公明新聞議員実配で14カ月連続、全議員が100%を達成し、全国1位を続けていることを紹介しました。

谷合正明・方面副本部長(参院議員)に続き、桝屋本部長があいさつ。桝屋本部長は、今後の議員活動のポイントとして(1)ミニ後援会づくりで支持者拡大(2)各種団体や・企業との連携強化と支持拡大(3)SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した発信力強化で支持拡大(4)公明新聞の拡大―の四つを挙げ、「議員力アップで党勢拡大に全力を挙げよう」と呼び掛けました。

最後にあいさつに立った石田祝稔政務調査会長は、TPP問題や給付型奨学金など来月末に予定されている臨時国会の課題について触れ、「参院選で示された国民の期待に応えていく」と述べました。


分科会から


1億総活躍地方創生コース


「1億総活躍地方創生コース」では、内閣府の「まち・ひと・しごと創生本部」の山崎史郎・前総括官が、「深刻な人口減少の中でも東京一極集中が進んでいる現状で、人口減少がもたらす地域社会への影響は全国一律とはいえない」と指摘。「ある地域では、高齢者が増加している一方で、高齢者と若年世代とが同時に減少している地域もある」として、その地域に合った福祉施設の機能や地域サービスのあり方など、自治体にとって実情に合った、きめ細かな政策立案が必要と述べました。

参加者から、「小学校の空き教室の活用事例は」「少子化対策、過疎対策に成功している例は」などといった声が聞かれました。


IoT、ビッグデータ、AIコース

「IoT、ビッグデータ、AIコース」では、講師の総務省情報通信政策課の吉田弘毅氏が、小売り、医療、農業などさまざまな分野に溢れている膨大なデータを、効率的に、かつ有効に処理、活用できるかどうかが今後の地域の発展を左右すると指摘。

岡山県の真庭市で、森林資源の管理にロボットセンサーを導入し、樹木の種類と位置情報を行政機関と資源生産事業者が共有したところ、従来は8時間かかっていた土地所有者を把握する作業が1分程度で済むようになった、などの例を挙げて説明しました。

参加者からは、「膨大なデータをどう安全に管理するか」「国の補助を受けられるか」などといった質問が出ました。

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