eコラム「北斗七星」

  • 2016.08.29
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月27日(土)付



日本選手団の活躍に大きな感動が広がったリオデジャネイロ五輪。体操の男子団体総合、バドミントン女子ダブルス、卓球の男子・女子団体などチーム力が光る大会だった。中でも陸上男子400メートルリレーには胸を打たれた。個の力では及ばずとも、お互いの力を信じ団結することで世界と渡り合える。まさに"絆"でつかんだ銀メダルだった◆話は変わるが、絆の強さではウチナーンチュ(沖縄人)も負けてはいない。県系人の活躍は逐一チェックし、全力で応援する。甲子園に至っては、応援に熱中するあまり、"経済がストップする"とまで言われるほどだ。そんな情熱的なウチナーンチュの一大イベントが、今年10月に那覇市で開かれる。その名も「世界のウチナーンチュ大会」◆こちらは5年に1度の祭典。世界に散らばるウチナーンチュが一堂に会する大会だ。県は同胞の帰郷を島を挙げて歓迎する。他県でも類を見ないイベントだろう。今回で6回目となる◆沖縄は全国有数の移民県。海外に現在約40万人の県系人がいると言われている。前回大会には海外23カ国2地域から約5300人が集結し、歓喜の再会を果たした◆自身のルーツを探ろうと、初めて沖縄を訪れる若者も多い。今大会も五輪に劣らない感動的なドラマが見られるに違いない。今から楽しみだ。(治)

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