e日中韓 連携し役割果たせ

  • 2016.08.26
  • エンターテイメント/メディア
[画像]メインイメージ

公明新聞:2016年8月26日(金)付



TPP 日本批准で発効に流れ
記者会見で山口代表



公明党の山口那津男代表は25日午前、東京都新宿区の党本部で記者会見し、24日に行われた日中韓外相会談への評価などについて、大要、次のような見解を述べた。


2次補正 保育・介護の受け皿が前進


【日中韓外相会談】

一、3国の関係改善に向けた取り組みとして、大変重要な意味を持つ。例えば日韓の間では、慰安婦問題で前進が図られた。中国との関係では、尖閣沖の中国公船の動きが収まりかけ改善に向けた良い機運になるだろう。

一、北朝鮮の度重なる弾道ミサイルなどの発射に対しては、3国が結束して対応する機会になった。9月初旬に中国で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合への重要なステップにもなり、年内に日本が議長国として開く予定の日中韓首脳会談に向けた布石にもなった。先々を考え、日中韓が関係を改善し、連携を密にして国際社会で役割を果たしていくことが重要であり、そうした機会になった。

一、政府間の動きを進展させるには、政党間の交流が重要だ。特に自民、公明両党と中国共産党との与党交流では、昨年は日本側が訪中した。今年は中国側の来日を期待し、調整したい。


【2016年度第2次補正予算案】

一、第2次補正予算案は先に政府・与党で決めた経済対策を実施する一環だ。経済対策の中には参院選で訴えたことが、ほぼ盛り込まれている。保育や介護の受け皿確保などで前進が図られた。その上で、17年度予算やその他の予算措置を講じ、着実に実施したい。


【環太平洋連携協定(TPP)】

一、(米大統領候補の2氏がTPP反対を主張している中、日本が秋の臨時国会で決着させる必要性について)関係国の中では米国と日本のボリュームが圧倒的であり、その一方の日本で国会承認による協定の批准が成り立てば、発効に向けた大勢、流れが決まっていく。米大統領選の帰趨はともかく、国家間合意に主要な国々が批准を重ねれば、TPPの最大の推進役であった米国が国際的責任を果たす意義が出てくる。

一、TPPはアジア太平洋地域の協定であり、米国の関与が地域の安定や繁栄につながっていく。単なる経済・貿易だけではなく、外交や安全保障にとっても重要な意義を持っている。日本は、オバマ大統領の任期内に批准を遂げることが重要だ。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ