e復興拠点の整備を加速

  • 2016.08.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月22日(月)付



福島・浪江町で調査
井上幹事長



公明党の井上義久幹事長は21日、東京電力福島第1原発事故で全町避難が続いている福島県浪江町を訪れ、9月から町内の一部で特別宿泊が始まることを踏まえ、復興状況を調査した。党福島県本部の若松謙維議長(参院議員)、甚野源次郎代表、今井久敏、伊藤達也の両県議が同行した。

一行は馬場有町長の案内で、放射線量が高く、立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域の大堀地区へ。300年以上の歴史がある伝統工芸「大堀相馬焼」の窯元を視察し、避難先の二本松市で生産を続けている半谷秀辰さん(63)の話を聞いた。

馬場町長からは「伝統ある大堀地区を復興拠点にするために、全面的な支援を」と要望を受けた。

次いで沿岸部を一望できる大平山に移動し、浜通り地域にロボット産業などを集積する「イノベーション・コースト構想」の候補地について説明を受けた。

井上幹事長は「近く政府に提出する復興に向けた与党提言に、復興拠点の環境整備をはじめ、地元の声を盛り込みたい」と語った。

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