e育児不安を和らげて

  • 2016.08.17
  • 生活/子育ての補助金・助成金

公明新聞:2016年8月17日(水)付



2医療機関で産後ケア事業
茨城・牛久市



出産後間もない母親と子どもをサポートしようと、茨城県牛久市は今年4月から、宿泊や日帰りで助産師から心身のケアや育児指導が受けられる産後ケア事業を実施している。推進した公明党の田村佳子県議と、尾野政子、秋山泉、藤田尚美の各市議はこのほど、事業を委託している「つくばセントラル病院」を訪ね、竹島徹院長らから話を聞いた。

同事業は、産後の母子の孤立を防ぎ、育児不安を和らげる取り組み。市内の2医療機関で実施され、助産師が空き室を使って、母親と乳児の健康確認や授乳、沐浴などの指導、育児相談に当たる。

利用対象は、身近な人の手助けが得られなかったり、育児に不安があったりする母親と子どもで、産後4カ月未満などの条件がある。市内在住の場合、市の補助が最大5回まで利用でき、日帰りが昼食付きで2500円、宿泊が3食付きで5000円の自己負担で済む。竹島院長は「ほっとできる環境があることで産後のお母さんは安心が得られる。心と体をゆっくり休めて、育児に向き合う自信を持つ場にしてもらえれば」と話していた。

産後ケア事業については、同病院関係者から相談を受けた田村県議が、県と連携し立ち上げに協力。市議会公明党も議会質問で、産後の母子のケア体制の充実を求め、推進してきた。

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