eコラム「北斗七星」

  • 2016.08.09
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月9日(火)付



駆け出しの記者時代、メモをする量が最大級の取材が党の各都道府県本部が開く夏季議員研修会だった。研修会は朝から夕刻に及ぶことも多い。党勢拡大に向けた討議をはじめ、国政と地域の政策課題の研さん、各議員の活動報告など内容は多岐に渡る◆研修会が終わるころには、60枚ほどの公明新聞メモ帳は半分近くが埋まることもしばしば。国政の旬の問題や地方政治の課題から党が力を入れる活動まで、これほど凝縮されている会合もない。夏季議員研は、機関紙にとって"記者研修会"というありがたい学びの場だった◆党の伝統である夏季研が今年も相次ぎ開催されている。研さんの柱の一つが、5日の県代表協議会でも確認された議員の日常活動の強化だ。先の参院選も「日常活動の積み重ね」(井上義久幹事長)があったればこそ勝利を可能とした◆6日の愛知での夏季研では、太田昭宏全国議員団会議議長が「議員一人一人が"この地域では公明党議員は私一人なんだ"との誇りを持って、党勢拡大の先頭に立っていこう」と呼び掛けた。党の前進と言っても、ひとえに日々の活動の充実にかかっている◆「支持者、国民の期待に応えていく責任と行動力、そして現場第一主義が地域での信頼につながっていく」。初取材となった夏季研での登壇者の言葉は、今も心に残る。(辰)

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