e参院選あす投票 きょう1日の戦いで断じて勝つ

  • 2016.07.11
  • 情勢/解説

公明新聞:2016年7月9日(土)付



安定の自公か、混乱の民共か―。日本の針路を決める参院選の戦いは、きょう1日を残すだけとなった。

選挙戦は、いつ、どの選挙であっても、"最後に勢いのある方が勝つ"のが鉄則である。選挙情勢は刻一刻と変化するものだ。そもそも、大半の有権者はまだ投票しておらず、投票先を決めていない人も多い。「きょう1日で勝ちを決める」との気概で、最後の最後まで「新たな1票」を拡大し、断じて逆転勝利を果たしたい。

公明党の主張には説得力があり、語れば語るほど有権者に共感の輪が広がる。

最大の争点である経済政策について、公明党は雇用状況の改善や大幅な税収増をもたらしたアベノミクスを一段と加速させ、その果実を地方や中小企業、個人や家計に届けていくと訴えている。それは「小さな声を聴く力」「生活実感に根差した政策実現力」を備えた公明党が、政権の中で存在感を発揮してこそ実現できることである。

英国のEU離脱問題で不透明感が増す世界経済に対しても、自民、公明両党は国際協調で混乱回避に全力を挙げると訴え、そのためには「政治の安定が必要だ」と主張。国民生活を断じて守り抜くという責任ある姿勢を強く打ち出している。

これに対し、民進、共産両党は「アベノミクスは失敗」とのレッテル貼りに終始し、それに替わる具体的な政策をまるで示せていない。国民の不安をあおるだけでは、あまりにも無責任にすぎよう。有権者の支持は得られない。

また、民進、共産両党の連携が、憲法や安全保障政策、消費税に対する考え方などで埋めがたい溝があることを棚上げした、選挙目当ての"野合"であることも浮き彫りになっている。こうした勢力が議席を伸ばせば、政治の停滞と混乱を招くことは明らかだ。民共には絶対に負けるわけにはいかない。

国民が望む政治を前に進めるためには「政治の安定」が不可欠である。幅広い民意を政策に反映させてきた公明党が、連立政権の一翼を担っている意義は大きい。

勇気と執念の拡大で、いかなる劣勢をもハネ返し、歴史的な勝利を飾りたい。

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