e女性活躍と公明党

  • 2016.05.31
  • 情勢/解説

公明新聞:2016年5月31日(火)付



政府の重点方針に党の主張反映
あらゆる分野で推進めざす



5月20日に「女性活躍加速のための重点方針2016」が閣議決定されました。女性が輝く社会へ向けた環境を整えるこの重点方針には公明党の主張が大きく反映されています。公恵さんと明子さんが、友人の友美さんに語っています。

明子 安倍政権が、女性や若者が活躍する社会づくりを進めているのは知っているわね。

友美 ええ、女性の味方・公明党が付いているんだものね。

明子 20日に政府が「女性活躍加速のための重点方針2016」を閣議決定したのだけれど、公明党がこれまで訴えてきたことが数多く盛り込まれているのよ。

友美 どんな内容?

明子 重点方針自体は昨年から打ち出されていたわ。

公恵 今年の重点方針の副題は「女性が自らの希望や夢を実現できる社会をオール・ジャパンで実現。国レベルの取組の加速とともに、地方(都道府県→市町村)、民(大企業→中小企業)へ全国展開」とし、女性活躍の取り組みを本格化することを提示しています。昨年の重点方針は副題として「女性の活躍は、女性だけでなく、日本社会の在り方を変える。」を標榜。女性活躍の重要性を示し、重点方針を決定して毎年の予算に反映させる旨、示していました。

友美 昨年は女性活躍は大事だとみんなに知らせて、今年はいよいよ本格的に取り組むというわけね。

明子 この4月から女性活躍推進法も施行され、第4次男女共同参画基本計画も対象の5カ年度が始まったからね。重点方針の具体策の柱は(1)あらゆる分野における女性の活躍(2)女性の活躍を支える安全・安心な暮らしの実現(3)女性活躍のための基盤整備―の3項目よ。


同一労働同一賃金や男性の意識改革も

友美 あらゆる分野における女性の活躍というのは、どんなことなの。

公恵 女性の社会参加を進める多様な働き方の推進に加え、男性の側にも意識改革を求めます。同一労働同一賃金の実現や非正規の女性労働者の待遇改善、無理な長時間労働をさせないための時間外労働規制のあり方についての再検討、育児・介護休業の取得推進、男性の家事・育児への参加促進へ向けた企業や経済団体への働き掛けも強化します。そしてあらゆる分野における女性の参画拡大と人材登用の推進に力を入れます。

友美 企業社会というのは男社会に傾きがち。字面だけでない、それなりの覚悟を伴った取り組みになってほしいわね。

明子 それ以外にも、性犯罪被害者のためのワンストップ支援センターの設置推進やDV(配偶者などからの暴力)被害者支援と加害者更生策、ひとり親家庭の生活相談窓口のワンストップ化徹底や女性の生涯にわたる健康への包括支援にも力を入れる。男女共同参画の視点からの熊本地震の被災地支援も盛り込まれたわ。

公恵 待機児童解消や介護離職ゼロに向けた保育士や介護人材の待遇改善にも力を入れます。所得税の控除見直しなど女性の社会参画を促す税制や社会保障制度の見直しのほか、配偶者手当のあり方について労使で話し合うことを促すこと、結婚後の女性の姓についての通称使用がより容易になるようさまざまな施策を講じるとしています。

明子 これらは、公明党女性委員会(古屋範子委員長=副代表、衆院議員)などが昨年11月に行った第4次男女共同参画基本計画に関する政府申し入れ、古屋委員長や山本香苗党女性局長(参院議員)らがメンバーの党1億総活躍推進本部が4月26日に安倍晋三首相らに行った「ニッポン1億総活躍プラン」の策定に関する提言にも盛り込まれているわ。

友美 どれも重要なものばかりね。掛け声倒れに終わらないよう、公明党が主体的に取り組んでほしいわ。

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