e熊本地震 救援物資の格差解消へ

  • 2016.04.22
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年4月22日(金)付



前田県議 自主避難所の声に即応
発災時から被災地を奔走



住民の暮らしを一変させた熊本地震。今なお余震が続き、依然として多くの住民が避難生活を強いられている。

「今は我慢するしかないけんが。とにかく我慢......」。地震発生から7日目の20日、熊本市西区にある県営八島団地(720戸)の集会所に身を寄せる田村三代子さん(89)は、声を絞り出すように話した。疲労の色はかなり濃い。

この集会所は、自治体が地域防災計画で指定する公共施設などの避難所ではなく、自主避難所。被災地には、集会所やスーパーの駐車場など自治体が把握できていない避難所も数多くあり、どう支援を行き渡らせるかが課題となっている。

指定避難所には比較的順調に行き届いている救援物資が、地域防災計画外の避難所には十分に届け切れていない。「避難所に支援の格差があってはならない」。公明党の前田憲秀県議はこの日、現状調査のため、同団地の集会場や県営田崎団地(250戸)の集会所を相次ぎ訪ねた。

避難住民の際崎裕子さん(89)は、物資の遅れに加え「団地内の給水槽が壊れ、今も断水状態。トイレも使えない。生活用水を何とかしてほしい」と訴えた。団地内にはブルーシートで囲った簡易トイレが作られており、体を支えられたお年寄りが歩いて入って行く。

前田県議はメモを取りながら、一つ一つ真剣に耳を傾けた。「必ず何とかします」。真剣なまなざしで応じ、直ちに熊本県庁に急行。県土木部住宅課の担当者に実情をつぶさに伝え、対応を要請した。担当者は「早急に仮設の受水槽を設置する」と即座に約した。

16日午前1時25分すぎ。地響きのような音とともに、縦揺れか横揺れかの区別もつかないほどの激しい揺れが突然襲った。前田県議は自宅で眠りにつこうとした矢先に、震度6弱の「本震」に遭った。「いったい、何が起きているんだ」。すぐさま自宅を飛び出し、近隣の救援対応に全力で当たった。

一分一秒を惜しみ、被災地を駆け回る前田県議。「被災者は避難生活で極度のストレスと疲労を募らせている。現場が求めていることに、スピード感を持って対応していく」と力を込めた。

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