eコラム「北斗七星」

  • 2016.04.13
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年4月13日(水)付



若い時は「愛しているよ」「愛しているわ」で済んでいた夫婦関係。中高年になるとさてどうだろう。野村不動産アーバンネットの調査結果を見てみよう。首都圏、関西圏の50代、60代のサラリーマン、元サラリーマン世帯が対象で回答者は約2000人◆夫婦の暮らしを充実させるために行っていることは(1)相手を束縛しない(2)お互いに干渉しない(3)相手を尊重する・思いやる―がベスト3だった。確かにこの辺が順当だろうとは思う◆ところが幸福実感度となると違ってくる。「幸福実感度が高い夫婦」の上位は(1)相手を尊重する・思いやる(2)一緒にご飯を食べる(3)できるだけ会話する―がベスト3なのだ。「束縛しない」「干渉しない」が次に続くものの、6位は「相手の話をよく聞く」だし8位が「常に感謝の心を持つ」である◆一方の「幸福実感度が低い夫婦」といえば、(1)お互い干渉しない(2)相手を束縛しない(3)適度な距離感を保つ―がベスト3。4位も「相手にあまり多くを望まない」、8位「なるべく耐える・我慢する」である◆調査結果からすると、どうやら「幸福実感度」の高い夫婦は仲が良いし、賑やかな明るいイメージだ。逆に低い夫婦は"黙して語らず"の生き方が強くなる。この調査結果がライフスタイルを考える上で参考になればありがたい。(流)

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