e中小の取引価格引上げ

  • 2016.03.30
  • 政治/国会

公明新聞:2016年3月30日(水)付



参院予算委で荒木氏
フォローアップ体制を要請



参院予算委員会は29日、締めくくり質疑を行い、公明党の荒木清寛参院国会対策委員長がアベノミクスの成果波及に向けた政府の取り組みをただした。

荒木氏は、中小企業について昨年と比較し「取引価格が引き下げられた」と答えた割合が25%以上を超す業界もあるとの調査を紹介。下請け企業の取引価格改善へ、「引き上げが実現したかフォローアップする体制を」と訴えた。

安倍晋三首相は「フォローアップを行い、中小企業・小規模事業者の取引条件の改善に向け、政府を挙げて取り組む」と答えた。

今月末から米国で開かれる核セキュリティ・サミットに関し荒木氏は、核テロ対策の強化に加え、核軍縮・不拡散につながる会合となるよう要請。5月の主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」では「核兵器のない世界」への機運を高めるために、オバマ米大統領の広島訪問が実現するよう力説した。

一方、福島県の農林水産物や観光業の風評被害払拭に向けては、同県産米は出荷前に放射性物質の全袋検査が行われており、昨年産の流通米は全て基準値以下であることなど正確な情報を周知するよう訴えたほか、引き続き「各国政府への情報発信や働き掛けを」と主張した。

地域経済を支える商店街の維持・発展に向けた対応に関しては、地元資本の店舗が積極的に誘致されるよう政府に求めた。

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