eコラム「北斗七星」

  • 2016.03.30
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年3月30日(水)付



先日、電車の中で赤ちゃんが突然泣き出した。しかし、母親は慌てることなくスマートフォンを操作し、画面を赤ちゃんの目の前に。泣き声はピタリと止まった。わが子をあやすのに四苦八苦した自分には衝撃的な光景だった◆後日、動画などで赤ちゃんをくぎ付けにするアプリケーションがあることを知った。あやす以外にも、知育や遊び用のアプリは数知れない。ずいぶん便利になったと感心する一方、乳幼児のスマホ依存が心配になる◆調べてみると、日本小児科医会は「スマホに子守りをさせないで!」とのポスターを作成し、アプリ開発会社も適正利用を呼び掛けていた。そもそもスマートフォンの「スマート」には「賢い」という意味もある。使い方にもスマートさが求められる◆山形県新庄市は、スマホのLINE(ライン)を活用した子育て相談で注目を集めている(10日付本紙)。施設での面談方式では「周囲が気になる」「面と向かっての相談は苦手」との声に応えたもので、困ったらすぐに相談できるのも魅力。スマホの賢い利用法の一つだろう◆公明党への支持拡大にもスマホを上手に使いたい。好評発売中の公明パンフは、スマホで動画を見ることができる。画面を通して接する参院選予定候補の姿に、多くの有権者がくぎ付けになってほしい。(幸)

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