e政権安定の役割担う

  • 2016.02.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年2月21日(日)付



平和安全法制 他国防衛は認めず
BS番組で山口代表



公明党の山口那津男代表は20日午前のBS朝日「激論! クロスファイア」に出演し、3月末までに施行される平和安全法制関連法や自公連立政権における公明党の役割などで見解を述べた。

山口代表は、昨年の朝日新聞(電子版)のアンケートに協力した憲法学者の63%が、自衛隊は憲法違反ないしは憲法違反の可能性があると答えたことについて、「現に自衛隊は存在しているし、国民は自衛隊の存在を肯定しており、現実とギャップがある」と指摘。

また、山口代表は、平和安全法制において、憲法が禁じる"もっぱら他国防衛を目的とした集団的自衛権の行使"を公明党が容認したとの誤解に対し、自分の国を守るための自衛の措置は定めたが、それ以外は認めないと明確に規定したと強調。「平和安全法制は、今の憲法解釈でギリギリ認められる自衛権の範囲でつくった」「これ以上(の武力行使)は憲法改正が必要だという所まできちんと整理した」と語った。

一方、司会を務める田原総一朗氏が「国民は公明党に政権のブレーキ役を期待している」と述べたのに対し、山口代表は、「アクセルの部分も、ブレーキの部分も、政権が安定して国民が期待するような政策を実現できる役割を果たしたい」と強調。「政府が決めようとしていることに反対することが存在感を高めることではない」と力説した。

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