e再犯防止へ対策検討

  • 2015.12.15
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年12月15日(火)付



少年刑務所など視察
埼玉で党プロジェクトチーム


公明党再犯防止対策強化プロジェクトチーム(PT、遠山清彦座長=衆院議員)は14日、犯罪者の再犯防止策をさまざまな観点から検討するため埼玉県川越市の川越少年刑務所と、さいたま市の更生保護施設「清心寮」を視察した。

川越少年刑務所は、主に26歳未満で刑期10年未満の男子受刑者が入所(14日現在1016人)。総合職業訓練施設として理容、自動車整備、溶接、CAD(コンピューター支援設計)を活用した設計技術などの教育を実施しているほか、東日本の基幹施設として性犯罪受刑者への認知行動療法による治療プログラムも行っている。同PTは、川村宣公所長らと、受刑者の社会復帰に向けた就労支援のあり方や、矯正施設の老朽化の問題などについて意見交換した。

一方、清心寮は、刑務所出所者などのうち、行き場がない男性を一定の期間保護し、社会人としての自立をサポート。同寮は高齢者や、障がい者らを多く受け入れているのが特徴。清水義悳理事長は「再犯防止には更生保護施設を退所した後の孤立をどう防ぐかが課題」とし、地域や医療・保健・福祉機関などとの緊密な連携が重要と指摘した。

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