e喫煙対策日本も強化を

  • 2015.12.07
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年12月6日(日)付



健康問題で専門家が講演
党女性委PT



公明党女性委員会(委員長=古屋範子副代表)の健康・医療プロジェクトチーム(PT、座長=高木美智代衆院議員)は4日、衆院第2議員会館で喫煙と健康に関する勉強会を開き、国立がん研究センターがん対策情報センターたばこ政策研究部の望月友美子部長が講演を行った。


望月部長は、がん死亡率が低い地域では喫煙率も低いことを紹介。たばこは「避けられるリスクだ」と強調した。


その上で、日本では喫煙による死亡が年間約13万人、受動喫煙による死亡が同約6800人に上る一方、近年では「喫煙率が微増し、禁煙希望者が減少、職場での受動喫煙の曝露機会も悪化している」と指摘。メディアキャンペーンなどに取り組む諸外国の例も挙げながら、喫煙対策の強化を促した。


講演に先立ち古屋副代表は「がん原因の3割を占めるたばこの喫煙率を下げていきたい」と述べた。高木座長は、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた受動喫煙防止対策の必要性を訴えた。

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