eコラム「北斗七星」

  • 2015.11.02
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年10月31日(土)付



あすから11月。朝晩などに肌寒さを感じる日も多くなり、北斗子の住む東京でも暖房器具のお世話になる季節になった◆11月といえば、今年もあす1日から地球温暖化対策の一環として「ウォームビズ」がスタートする(来年3月31日まで)。暖房による二酸化炭素(CO2)の排出を抑えるため、室温を低めの20度に設定し、この室温でも快適に暖かく過ごせる服装などを工夫する運動だ◆夏の対策であるクールビズよりもCO2排出削減や省エネの効果が大きいといわれているだけに、心してウォームビズに取り組んでいきたい◆ポイントはエアコンやヒーター、電気カーペット、こたつなどの暖房を抑えるための便利グッズの活用だ。例えば、女性だけでなく男性にもかなり浸透してきた高機能下着をはじめ、足元の冷えには膝掛けや毛布を積極的に利用したい。最近は、少ない電力でパソコンに接続できるフットウォーマーなども出回ってきた。昔ながらの湯たんぽも"頭寒足熱"で温まるので、就寝用に限らず、自室での勉強や仕事の足元用にもお勧めだ◆また、環境省は昨年度に引き続き、一人一人が暖房を使うのではなく、みんなが暖かいところに集まることでエネルギー消費の削減につなげる「ウォームシェア」も呼び掛けている。身の回りから励行したい。(翼)

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