e国民とともに 公明党の副大臣

  • 2015.10.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年10月22日(木)付



福島再生の「司令塔」担う
復興副大臣 若松 謙維氏



―復興副大臣に就任しての抱負や決意を。


東日本大震災発災の翌日から福島県に入り、避難所で3日間、被災者と一緒に過ごすなど、福島の皆さんと原子力災害の苦しみを共有してきました。こうした経験を基に、公明党の福島県東日本大震災復興加速化本部議長などを務め、被災地の一日も早い復興のために働いてきました。岩手、宮城、福島県などの被災地の復興のために、これまで以上に被災者に寄り添う姿勢を貫いてまいります。


特に福島は、私の生まれ故郷であり、復興にかける思いは人一倍強いものがあります。福島再生を中心に担当する副大臣として、"うつくしま福島"を一日も早く取り戻すために取り組む決意です。


―福島復興に向けた課題は。


避難生活が長期化し、避難者の心のケアが重要です。さらに、国は県内外で避難生活を送る方々の定住や故郷への帰還を後押ししていますが、そのための環境整備が不可欠です。除染は環境省と連携し、東京電力福島第1原発の廃炉は、経済産業省と共に取り組みます。


こうした諸課題に対して、復興庁が「司令塔」の役割を担い、国を挙げて着実に再生を前に進めてまいります。


―来年度から5年間の「復興・創生期間」に向けては。


岩手、宮城、福島の復興はこれからが正念場です。これから先も、国の支援を停滞させるわけにはいきません。福島の場合には、長期的な視点を持ちながら進めていく必要があります。中でも住民の帰還には、地元で生計を立てる生業の創出が必要です。そのためにも、福島県浜通り地域に先端産業を集積する「イノベーション・コースト(国際研究産業都市)構想」の具体化に向けて全力を尽くします。

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