e訪日外国人 受入体制の整備急務

  • 2015.10.19
  • 政治/大阪

公明新聞:2015年10月17日(土)付



石川氏ら 関空などで課題探る



公明党の石川ひろたか参院議員は16日、関西国際空港(関空)などを視察し、観光振興策の現状や課題について関係者から実情を聞いた。これには大阪府議、市議も同行した。


関空で案内に立った国土交通省大阪航空局の南義人課長は、関空における外国人入国者の増加率が前年同月比で毎月約1.5倍になっていることを報告。一方で、「入国審査時に混雑し、待ち時間が最長1時間半の時もある」と述べ、「今年度中に入国審査場のブースを拡充し、審査官を30人増員する」などと方針を説明した。


この後、石川氏は公益財団法人・大阪観光局を訪ね、溝畑宏理事長らと意見交換した。溝畑理事長は府内を訪れた外国人客数について「今年1月から半年間で年間目標に達する勢いだ。伸び率も前年比約2倍と全国トップの数値だが、ホテルなど宿泊施設の供給がひっ迫している」と課題を指摘するとともに、多言語に対応できる案内施設やネット環境の整備に関する国の支援を要請した。


石川氏は、「本格的な観光振興策の展開とともに、訪日外国人の受け入れ環境の整備・拡充へ全力で支援していきたい」と語った。

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