eすれ違いの議論卒業せよ

  • 2015.06.18
  • 政治/国会

公明新聞:2015年6月18日(木)付



野党は政府の考え前提に

平和安全法制で山口代表



公明党の山口那津男代表は17日の党首討論後、国会内で記者団に対し、民主党など野党が平和安全法制を「憲法違反」と批判したことについて、「(野党は)政府が言ってもいない概念を使って(憲法の枠から)『はみ出した』と言うのでは、かみ合わない。そういうすれ違いの議論は卒業し、国会でかみ合った議論をしていけば、国民の理解は進む」と強調した。


山口代表は、同法制の政府の考え方について「憲法で許される自衛の措置を説明しており、国際法上の区別から言えば、一部限定的に集団的自衛権で説明できる部分もあるかもしれないと言っているにすぎない」と力説。その上で「政府が認めない(他国防衛のための)集団的自衛権も含めて『けしからん』というのが野党の主張だ」と指摘し、野党側に政府の考えを前提に議論するよう求めた。


参院選挙制度改革については、自民党が案をまとめられないことが合意形成が進まない要因にもなっていると指摘し、「首相が政党として合意形成を推進する責任感を国民に示してもらいたい。われわれは、他の政党が合意に向けて努力するというのであれば、どの党とも協議し、多数の合意をつくりたい」と強調した。

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