eコラム「北斗七星」

  • 2015.03.16
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年3月14日(土)付




「休職して大学院に行こうかなあ」。愚息のつぶやきにドキリ。うーん。でも学びたい事があるのなら「なんとかするよ」と答えると、「いやいや、ちょっと思いついただけだよ」と肩透かし。正直、ホッとする◆政府の教育再生実行会議が発表した第6次提言で、社会に出た後も誰もが学び続けられる社会を目指すべきだとして、施策の充実を訴えた。職業に結びつく知識や技能を高めるプログラムを、企業や地元自治体と連携して大学や専門学校に設けることや、そうしたプログラムを国が認定する制度創設が掲げられている◆仕事や子育てとの両立を可能にするために、在学期間や休学期間の上限を延長することや、奨学金など経済的支援の充実なども含まれる◆日本の大学入学者に占める25歳以上の割合は、先進諸外国と比べると格段に低い。OECD34か国の平均が19・6%なのに対し、日本はわずか1・9%。新しい知識や技能に対応して、誰もが学び直す必要性を痛感する◆中央大学の佐々木信夫教授は、大衆の生活現場から学び続け、それを議員ネットワークで政策に練り上げ実現に導く回路を作り上げてきた公明党の在り方を賞賛する。「人が生きる、地方創生。」を掲げる公明党。その活躍の根っこは、現場から学び続ける地方議員の姿に他ならない。(繁)

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