eロボット産業育成へ

  • 2015.03.03
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2015年3月3日(火)付




党プロジェクトチーム

茨城・つくば市視察



公明党のロボット産業振興推進プロジェクトチーム(PT、遠山清彦座長=衆院議員)は2日、茨城県つくば市を訪れ、生活支援ロボットの普及に向けた研究開発施設を視察した。古屋範子副代表、遠山座長、伊佐進一事務局長(同)、佐々木さやか参院議員が同行した。


一行は、山海嘉之・筑波大大学院教授が設立したサイバーダイン株式会社で、ロボットスーツ「HAL」の活用について意見交換。山海教授は、高齢社会の中で増加する脳や神経系疾患の患者がHALの使用で体の機能改善に効果を示した臨床研究を例に、「ロボット技術を中心としたイノベーション(技術革新)で、人や社会の役に立ちたい」と強調。課題としては、医療機器に関する国際的な安全認証取得の推進を挙げた。


また一行は、独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)つくばセンターへ。金山敏彦所長らから説明を受けながら、人と同じ動作が可能なヒューマノイドロボットや、人を乗せて移動するモビリティロボットを相次いで視察。次世代を担う産業用ロボットの育成などをめぐって懇談した。


遠山座長は、「高いレベルのロボット開発が進んでいる。こうした取り組みを参考に、ロボット産業の振興に貢献したい」と述べた。

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