eプレミアム商品券 島根の観光振興に活用

  • 2015.03.02
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年3月2日(月)付




誘客、地元産品の消費拡大へ

上乗せ率100%の「宿泊券」



公明党の主張により国の2014年度補正予算で創設された「地域住民生活等緊急支援のための交付金」を活用して、プレミアム付き商品券発行の動きが各地で広がっているが、島根県は15年度に、プレミアム付き「宿泊券」と「おみやげ券」を発行する予定。県内への観光誘客と地元産品の消費拡大が狙い。


宿泊券は県外からの旅行者を対象に、額面5000円を2500円で販売。プレミアム率は100%。協力する県内の旅館やホテルで使用できるようにする。また、おみやげ券は6000円分の商品券を5000円で販売(プレミアム率は20%)する。


県観光振興課は、宿泊券の発行について「日帰り客より宿泊客の方がより観光地にお金を落とすとの調査結果があり、経済波及効果が大きい」と期待する。販売時期は、いずれも夏の観光シーズンに合わせ、6月までをめざす。同課はウェブサイトや全国のコンビニなどでの発売を検討している。


公明党島根県本部のえんどう力一幹事長代行(県議選予定候補)は、プレミアム付き宿泊券などの発行について「観光は"外貨"を獲得する上で有効。島根には、出雲などの人気スポットをはじめ、多くの観光資源がある。島根の良さを全国の人に知ってもらえる絶好の機会であり、地方創生につながる」と語っている。


また、同県は今後、市町村がプレミアム付き商品券を発行する際、18歳以下の子どもが3人以上いる多子世帯を対象に、1世帯当たり1万円程度上乗せする支援を行い、子育て世帯の生活支援に同交付金を活用していく考えだ。

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