eコラム「北斗七星」

  • 2015.02.16
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年2月14日(土)付




「ガラケー」が増えているという。調査会社のMM総研によると、昨年の国内携帯電話出荷台数でガラケー(ガラパゴス携帯=従来型携帯)が7年ぶりに増加。一方のスマホ(スマートフォン=多機能携帯)は2年連続で減少した◆ガラケーとは、生物が独自に進化したガラパゴス諸島になぞらえた呼称。技術の進化が国内では通用しても世界で苦戦してきた従来の携帯電話を、やや自嘲気味に表現したとも言われる◆しかしスマホの通信料金が高く、使わない機能も多いことなどが理由で、ガラケーは根強い人気を保っているようだ。技術革新が進み機能が豊富になっても、消費者の選択基準は暮らしに役立つかどうかにあるのだろう◆ところで、携帯電話の普及促進は公明党の実績の一つ。携帯会社を変更しても電話番号は変えずに利用できる「番号ポータビリティー制度」は、党青年局(現在の青年委員会)が2003年に1000万人を超える署名を集め、実現を後押ししたものだ◆山口代表は「一人の声を大切にして政策を実現できる政党、ネットワークを生かして政策を国を挙げて推進できる政党は、公明党しかない」と訴えている。携帯電話はスマホでもガラケーでもお好み次第。しかし、政策実現力もなく独自の道を歩み続けるガラパゴス政党には気を付けたい。(幸)

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