e党幹部座談会 統一地方選の大勝利めざして<2>

  • 2015.01.13
  • 情勢/社会


公明新聞:2015年1月13日(火)付




政界初進出から60年

地方議会が党の原点

「住民生活重視」の視点貫く



石井啓一政務調査会長 今年最大の戦いとなるのが統一地方選だ。4月12日投票の道府県・政令市議選、同26日投票の市区町村議選をめざして、全国の党員、支持者の皆さまは日夜、党勢拡大を進めてくださっている。


おざさ正博・全国地方議員団会議副議長(大阪市議) 本当にありがたいことだ。なかでも前半戦の道府県・政令市議選は定数2の選挙区も多く、激戦は必至。私たち候補者が先頭に立ち、死に物狂いで戦う覚悟です。


北側一雄副代表 今回の統一地方選は、公明系候補が政界に初進出してから60年という重要な節目に当たる。初陣となった1955(昭和30)年の統一地方選では、東京都議選の大田区と横浜市議選の鶴見区でトップ当選を果たすなど計53人が当選した。63年の統一地方選では、党の前身である公明政治連盟の地方議員が1000人を超え、その基盤があって、翌64年、公明党が誕生した。公明党の原点はまさに地方議会にある。



「小さな声を聴く力」担う地方議員



中島義雄・全国地方議員団会議議長(都議) メディアではいろいろな政党が注目を浴びるが、地域では存在感が薄い場合が多い。公明党は、地域に根を張る地方議員が日夜、住民と会い、相談を受けている。そういう基盤があるからこそ、政党としての役割を果たすことができる。統一地方選で地方議員をしっかり確保することが、公明党の基盤や永続性を担保することになる


井上義久幹事長 公明党において、地域で民意を集約する要になっているのが地方議員だ。それが欠けると、地域における民意が政治にきちんと反映される仕組みが切れてしまう。議会で唯一の公明議員として奮闘している人も多いが、公明党にとって、地方議員一人一人が非常に重要な役割を果たしている。


山口那津男代表 公明党の出発は、福祉や教育など住民の暮らしに直結する地方議会からだった。ここに、住民生活を重視する公明党の姿勢が端的に示されている。例えば、「児童手当」を国に先駆けて自治体で実現したように、現場に密着した地方議会での取り組みが、他党にないネットワークの基盤になっている。


おざさ 公明党のネットワークは「小さな声を聴く力」があって初めて機能する。その力を最前線で担っているのが、日々、住民と対話し、市民相談を受けている地方議員だ。大阪府本部では、議員が昨年1年間で総数56万5000人と対話し、市民相談は9万件に達した。こうした地域密着の活動の中から、新たな政策のヒントが得られる。


石井 小さな声を聴く中で、カタチとなった実績は多い。例えば、ベビーカーを折り畳まずに利用できることを示す「ベビーカーマーク」や、聴覚障がい者であることを示す「耳マーク」、盲導犬などと同伴で入れることを示す「ほじょ犬マーク」など、公明議員が関係者に寄り添う中で作成や普及を推進したものだ。



民意の吸い上げと政策実現が循環



中島 識者も公明党の政策実現力に注目しており、「公明党は他党と違って、中央と地方で切れ目なく政治ができる。中央と地方が直結し、民意の吸い上げと政策実現が目に見える形で循環している」(吉田徹・北海道大学大学院准教授)との評価も寄せられている。



井上 地方創生が重要課題になる中、地方議員の役割はますます重要になっている。議会と首長という二元代表制の下で、新たな地域づくりへの構想力や政策の提案・実現力、議会の意思を集約する力が求められている。その担い手になるのが、国と地方、または地方同士のネットワークを持つ公明党議員だ。


山口 統一地方選は、ネットワークを強化する最重要の戦いだ。総力を挙げて断じて勝ち抜き、全員当選を果たそうではないか!

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