e党幹部座談会 統一地方選の大勝利めざして <1>

  • 2015.01.13
  • 情勢/社会

公明新聞:2015年1月12日(月)付




結党50年の緒戦に勝利

民意反映する公明に評価

議員ネットワーク 最も貴重な財産



さあ、統一地方選の大勝利へ――。今年最大の政治決戦である統一地方選が4月に行われる。結党50年の緒戦となった衆院選を勝利した勢いをどうつなげていくか、また経済再生など当面の課題にどう取り組むか、党幹部が語り合った。


山口那津男代表 「次の50年」へ勇躍前進する2015年が幕を開けた。公明党は昨年11月17日、結党50年という大きな節目を迎え、「感謝の集い」の席上、私は党創立者と長年にわたってご支援いただいた党員、支持者の皆さまに衷心より感謝を申し上げさせていただいた。その後、急な衆院解散・総選挙となったが、この結党50年の緒戦で、現行選挙制度では過去最多の35議席を獲得することができた。あらためて皆さまのご支援に感謝し、公約の実現にまい進する1年にしていこう。


北側一雄副代表 本当にその通りだ。年末の慌ただしい中、また寒風が吹く中での選挙だったが、9小選挙区で全員当選を果たし、比例区では4人の新人を含む26人を当選させていただいた。心より御礼申し上げたい。


井上義久幹事長 公明党が勝利できた第一の要因は、与党・公明党に対する期待だ。自民、公明両党で安定多数を得たが、公明党は生活者の立場に立ち、地域の声をしっかり受け止め、政治に反映していく。そういう公明党ならではの役割、政治姿勢に強い期待が寄せられたのではないか。



人に温かい政治の推進役に期待



古屋範子副代表 選挙戦で強い期待があったのは、やはり景気の回復でした。連立政権が最優先に掲げる経済再生、デフレ脱却は、何としてもやり遂げなければなりません。その中で若者や女性、高齢者などに光を当て、人に温かい政治を進める原動力となるのは公明党です。「公明党あってこその連立政権」――そういう期待の声を多くいただきました。


斉藤鉄夫幹事長代行 「野党が明確な対案を示しきれなかった。他に比べる政策がないから与党が選ばれた」との指摘も少なくない。自公連立政権合意で確認した「この結果に決しておごることなく、必ず負託に応えていく」との謙虚な姿勢で政権運営に当たりたい。


井上 勝因の第二は、公明党が50年にわたり築き上げてきた政党としての役割に対する評価だ。民意を受け止め、政策を立案し、実現するとともに、その過程で政治に携わる人材を育てていく。そうした民主主義を支える組織である政党本来の役割を果たしてきたことに対して高い評価をいただいた。



石川博崇青年委員長 12~14年に行われた3回の衆参両院の国政選挙で、多くの青年国会議員を誕生させていただきました。今や、公明党の国会議員55人中16人が青年委員会所属です。公明党の「次の50年」の基盤、そして日本の未来を担うため、しっかりと研さんを進めていきます。



兜の緒を締め、勢いよく統一地方選へ



山口 いよいよ今年は4月に、党所属議員の半数以上が改選される統一地方選が行われる。わが党にとって、議員ネットワークの力を一層強化する最重要の戦いだ。勝って兜の緒を締めて、衆院選勝利の"勢い"を統一地方選につなげたい。


斉藤 最近、実感するのは地域で根を張っている団体や企業などが、以前にも増して公明党の地方議員を頼りにするようになってきたことだ。


井上 地域の現場で民意を集約する要になっているのが、公明党の地方議員の一人一人だ。公明党が国政で与党であるからこそ、地域の公明党に相談すれば国政にもきちんと伝わっていく。また、国政で決まったことが生活現場に伝わっていく。そういう地方政治と国政を連動させる役割を、公明党議員が果たしていることに信頼が集まっている。


北側 「大衆とともに」の立党精神や「現場第一主義」の行動。そこで受け止めたことをネットワークを生かして政治に確実に反映させていく。これらは公明党が50年の歴史で培ってきた財産だ。


山口 地方議員のネットワークこそ、公明党にとっては最も貴重なものだ。その意味でも統一地方選こそ、党にとって「本命の戦い」と言ってもよい。何としても全員当選を果たし、「次の50年」に向け力強く出発しようではないか。

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