e高潮で深刻な漁業被害

  • 2014.12.24
  • 情勢/気象

公明新聞:2014年12月23日(火)付



関係者から状況聞く

北海道根室市で佐藤政務官



佐藤英道農林水産大臣政務官(公明党)は21日、北海道根室市を訪れ、16日から18日にかけて同市を襲った暴風雨や高潮などによる被害について、漁業関係者などから状況を聞いた。これには、田塚不二男同市議、秋田慎一、松橋尚文の両釧路市議が同行した。


同市によると、高潮による床上・床下浸水の被害は合計81件以上、停電が2363戸で発生し、市民生活にも深刻な影響を及ぼした。


佐藤氏らは、市ウニ種苗生産センターを視察。歯舞漁業協同組合の伊藤康彦・専務理事は、高潮で排水溝から逆流した海水が腰の高さまで上昇した状況を説明し、「機械設備や電気系統の施設が冠水し、被害総額は6500万円に上る」と述べた。そのほか、歯舞水産物地方卸売市場でも、水揚げしていたタラやコマイ、カレイなどが冠水し、15トンを廃棄処分せざるを得ない厳しい実情を訴えた。

佐藤氏は「高潮は今後も発生する可能性があり、しっかりした対策を検討していきたい」と話していた。

佐藤氏は22日、羅臼町を訪れ、漁業関係者や脇紀美夫町長などから被害状況を聞いた。

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