eコラム「北斗七星」

  • 2014.12.15
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年12月15日(月)付



解散から投票日まで23日間という短期決戦となった衆院選。あわただしい「師走選挙」にもかかわらず、公明党勝利に献身的なご支援をいただいた全国の党員、支持者の皆さまに心より感謝申し上げます◆各地の街頭演説会では、寒風吹きすさぶ中、聴衆の人垣に埋もれながら姿の見えない候補者の訴えに耳を傾け、その一言一言にうなずかれたり、「公明党ガンバレ」と声援を送られている高齢のご婦人を散見した。公明党はこのような"小さな声"に支えられている政党なのだと改めて思う◆文豪・吉川英治は、剣豪の波瀾万丈の半生を描いた名作『宮本武蔵』の巻末を次の一文で締めくくる。「波騒は世の常である。/波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は躍る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。」◆目まぐるしく潮目が変わる政治の世界。公明党とて波騒は免れない。時には荒波にもまれもしよう。しかし、公明党は、社会を支えて、深いところを静かに、滔々と流れる水の心を知っている。そこに真価がある◆結党50年の緒戦を戦いきった。公明党と候補者に寄せられた期待に応える闘いがきょうから始まる。どんなに困難な政策課題であろうとも、持ち味を発揮し、合意形成に粘り強く取り組んでいく。大衆とともに進む公明党に行き詰まりはない。(中)

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