eコラム「北斗七星」

  • 2014.12.02
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年12月2日(火)付



師走になると、1年間のあれこれが頭をよぎる◆1月は、子どもの貧困対策推進法が施行された。経済的に貧しい家庭の子どもへの支援を国や自治体の責務にするものだ。育児休業給付が拡充され、高校生を対象にした返済不要の給付型奨学金が始まったのは4月。先月は改正土砂災害防止法が成立、1年を通じて公明党は国民の期待に応えた◆たまたま今年が午年だからか、衆院の解散前後から政界に馬が跋扈している。馬が合う相手を見つけての離合集散や、所属政党の鞍替えなどだ。ドタバタ劇の末に出てきた立候補者の訴えを聞いて、うっかり尻馬に乗ると貴重な「1票」をムダにしてしまう◆馬と来年の干支である羊を組み合わせた「羊頭馬脯」(脯は馬の干し肉)という熟語がある。店先に羊の頭を懸けて、実際はイヌ(狗)の肉を売る「羊頭狗肉」と同じ意味を持つ。政党や候補者が掲げる看板(政策)に偽りはないか、有権者はよく見極めてほしい◆公明党は、消費税の負担感が重くなる低所得層のために、政党として唯一、軽減税率の導入を訴えている。国民の約8割が実施を求めており、与党の政権公約に掲げられるまでにこぎつけた。公明党が勝利すれば、実現に向けた展望は確実に開ける。「大衆とともに」。公明党の金看板に傷をつけるわけにはいかない。(明)

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ