eきょう結党50年 「日本の柱」の誓いを胸に

  • 2014.11.17
  • 情勢/解説

公明新聞:2014年11月17日(月)付



新たな飛躍の歴史つくろう



結党大会の会場に掲げられたタレ幕が、50年の時を超えて蘇る。正面向かって右に「日本の柱 公明党」。左に「大衆福祉の公明党」。「日本の柱」とは、公明党が責任を持って日本の政治を担っていくということ。「大衆福祉」とは、どこまでも庶民、大衆の側に立って政策を実現していくということである。

公明党は、1964(昭和39)年11月17日に結成された。公明党が今日あるのは、ひとえに党員、支持者の皆さま、広範な国民の皆さまの温かいご支援があったればこそであり、心から感謝と御礼を申し上げます。

とともに、50年前の墨痕鮮やかなタレ幕の文字を脳裏に刻み、次への飛躍を誓い合う意義深き「出発の日」としていきたい。

公明党は、この半世紀、「大衆とともに」の立党精神を不変の原点とし、生活に密着した"現場発""地域発"の実績を数多く積み上げてきた。福祉、教育の充実、政治腐敗との闘い、各種総点検、公害撲滅......など、「現場第一主義」「調査なくして発言なし」の行動原理に基づく現場発の政策は、その地域のみの政策にとどまらず、ネットワークの力によって他の自治体にも波及し、国の政策になったものも数多くある。

また、公明党は、日中国交正常化への貢献をはじめ、日本発の世界恐慌が憂慮された「金融国会」で野党でありながら金融機能早期健全化法案を成立させ「これで日本は救われた」と評された闘いや、安全保障政策における国民的な合意形成など、「何が国や国民にとってプラスなのか」との視点で日本の針路決定に寄与してきた歴史を持っている。

公明党には「大衆とともに」の立党精神に加え、誇るべき中道主義の理念がある。中道主義とは、「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」であり、政治路線として(1)政治の安定に寄与(2)幅広い合意形成に貢献(3)時代の変化に応じた新しい政策ビジョンの提言―という3つの役割を果たしてきた。

結党50年ということで多くの識者から「合意を導く唯一の"扇の要""要の党"」「日本の政治が右へ左へと揺れる大変な時代に、50年間ぶれずに一貫して『中道』を掲げた政党は、公明党しかない」「地に足が着いた平和主義に信頼」などの声が寄せられた。日本を代表する識者の評価を大いなる励みとしつつ、立党精神と中道主義のさらなる深化をめざして努力を重ねていきたい。立党精神と中道主義の理念を党全体で共有しているからこそ、他党の追随を許さない3000人の議員ネットワークの力が縦横無尽に生かされ機能しているのである。

来る2015年は、「戦後70年」の節目の年。4月には公明党議員の半数以上が改選される統一地方選挙が控えている。その前に、ここに来て年内の衆院解散・総選挙に向けての流れが強まっているが、何があろうと一歩も引かぬ「公明魂」で断固戦い抜き、いま再び、新たな勝利の歴史をつくっていこうではないか。

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