eコラム「北斗七星」

  • 2014.10.03
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年10月3日(金)付



「ディスカバー・ジャパン」といえば、1970年10月に始まった当時の国鉄による国内旅行キャンペーン。直訳すれば「日本発見」だが、あえて日本人に呼び掛けたことで、「日本の魅力を再発見しよう」というメッセージを伝えることに成功した◆あれから44年後、日本は官民挙げて外国人観光客の増加に取り組んでいる。訪日外国人は昨年、初めて年間1000万人を突破。今年も8月までの累計で、前年の同じ時期より25・8%増えている。目標は2020年の2000万人達成だ◆これを後押ししているのが当の外国人観光客。例えば、700羽以上のウサギが生息する広島県大久野島では、訪れた外国人客がウサギたちと戯れる動画をネット上に掲載したところ、世界中のウサギ好きが注目。海外からの観光客が急増したという◆こうした外国人による「ディスカバー・ジャパン」も、観光立国をめざす上では欠かせない。一方で、日本が海外に発信している観光情報が、外国人の目には魅力的に映っていないケースもあるのではないか◆政党や政治家も人ごとではない。独り善がりなアピールでは、有権者の心に届かない。第三者の視点の中に、これまで気付かなかった公明党の魅力を発見することがある。新たな50年へ「ディスカバー・コウメイトウ」に努めたい。(幸)

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