e結党50年 公明党を語る

  • 2014.09.19
  • 情勢/解説

公明新聞:2014年9月19日(金)付



大衆目線で正義貫く
対話通じ平和構築に尽力
政治評論家 森田 実氏



公明党が結党以来、日本の政治を良い方向に引っ張ってきてくれたことに感謝したい。

公明党が誕生する前は、倫理観の乏しい政治家が多かったが、高い倫理観を持った公明党議員の登場で日本の政治風土は変わった。政治家が悪いことをしても「大目に見よう」という"空気"が公明党の伸長とともに払しょくされてきたのは間違いない。

国民を"上から目線"で捉える政治家と違い、「大衆とともに」の立党精神を掲げ、大衆と同じ目線で歩んできたのが公明党だ。隅田川で、し尿が不法投棄されていた問題を公明党議員が厳しく追及したように、庶民の生活環境改善のために草の根の大衆に根を下ろし、正義を貫いてきた。

汚職などが絶えなかった地方政治を清潔にしたのも公明党だ。公明党の地方議員は真面目で働き者。どんなことでも手を抜かない。

そして、他党にはない公明党の強みは、議論を尽くした後に出した結論に全議員が従う団結力だ。困っている人に寄り添って解決をめざす公明党の姿勢も他の政党では見られない。

公明党は国会議員と地方議員の連携が良い。国と地方のネットワークを築き、国会議員と地方議員が協力して一つ一つの課題を解決に導いてきた。これができるのは公明党だけだ。

また、平和を守るために最も尽力してきたのも公明党だと言いたい。公明党を見て実感しているのは「平和は『平和的な手段』、つまり対話でしか守れない」ということだ。

公明党は対話で課題を解決していく姿勢が優れている。例えば、安保法制をめぐる与党協議の結論は何だったか。公明党の粘り強い対話によって、際限なく武力行使を認めるような政府の「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の結論を打ち消し、専守防衛を堅持したことにほかならない。忍耐強く対話に徹し、問題を解決していく姿勢は、他党にない公明党の特長だ。

公明党は、徹底した現場主義で他党とスピード感が違う。広島市で起きた土砂災害では、山口那津男代表や太田昭宏国土交通相が真っ先に被災地に入った。

今、日本の政治に求められているのは国民に希望を与えていくことだ。それができるのは公明党しかない。政治家の劣化が目立つ中、公明党議員だけが進化しているからだ。国民の平和と幸福を担う政党として、公明党の「次の50年」のさらなる発展を祈りたい。

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