e歯止めをかけた公明党

  • 2014.07.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年7月22日(火)付



熊本市で山口代表 安保法制で丁寧に説明



公明党の山口那津男代表は21日夜、熊本市で開かれた党熊本県本部(江田康幸代表=衆院議員)主催の結党50年記念の党員大会に出席してあいさつし、党員の奮闘に謝意を述べるとともに、今月1日の安全保障法制の整備に関する閣議決定について丁寧に説明した。

席上、山口代表は先週、シンガポールを訪問した際、同国の閣僚が市民相談に丁寧に応える姿に接したことに言及し、「公明党の原点を見る思いだった」と紹介。公明党の実績である教科書無償配布制度の実現などに言及し、「公明党50年の重みは、必死になって相談事を解決しようと議員が動いてきたからだ。一件の相談が何万人の共通課題となっている場合があり、そこから一つの法律や制度、政策にして国全体に影響を与えていった」と語った。

一方、安保法制に関する閣議決定については、公明党が従来の憲法解釈を尊重し、自衛権行使の拡大に歯止めをかけたと強調。

山口代表自身が自民、公明の与党協議が始まる前から、他国を防衛するための、いわゆる集団的自衛権の行使容認には「断固反対」と主張したことを受け、安倍晋三首相が5月15日の記者会見で従来の解釈との整合性を重視する考えを表明したことについて、「私の目から見れば、公明党が歯止めとして主張してきたことを安倍首相がしっかり受け入れ、これまでの政府の考え方と歩調を合わせるという基本線で行くと、議論の入り口で示した」と強調した。

その上で今回の閣議決定について、「他国を守るために武力を使うのではなく、日本を守るためにのみ、自衛権を使うことが許されるという基本的な枠をはっきりさせた。今後もこの枠組みは変えないと、きちんとした歯止めをかけた」と重ねて強調した。

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