e花粉症 有効で安全な治療薬を

  • 2014.04.10
  • 情勢/気象
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公明新聞:2014年4月10日(木)付



衆院委で古屋さん 「アレルギー」基本法制定も



9日の衆院厚生労働委員会で公明党の古屋範子さんは、アレルギー疾患対策の充実を強く訴えた。

このうち、学校給食での食物アレルギー事故防止で古屋さんは、文部科学省の有識者会議が3月に取りまとめた最終報告を踏まえ、学校でのアレルギー疾患への対応を定めたガイドライン(指針)を各学校現場で徹底させるよう主張した。

また、花粉症に関して古屋さんは、スギ花粉の成分をもとにした薬を口に含み、体を慣らしていく「舌下免疫療法薬」が今年1月、国内で初承認されたことに言及。症状の根治が期待されていることから、有効性・安全性をただした。

厚労省側は「日本人の患者241人に対して、症状が全くなくなった、あるいは軽くなったのが107例(44.4%)あった」「重篤な副作用は認められない」と報告。その上で、同薬はアナフィラキシーショック(重篤なアレルギー症状)の恐れがあるため、十分な知識を持つ医師が処方するなどの条件付きで承認したと説明した。古屋さんは、保険適用も含めて取り組みを進めるよう求めた。

さらに古屋さんは、適切な医療の提供などの対策を総合的に進めるため、昨年から継続審査となっている「アレルギー疾患対策基本法案」を「成立させたい」と強調。田村憲久厚労相は「法案が成立すれば、関係省庁と協力して対策をしっかり進めたい」と応じた。

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