e経済、人道面で関係強化

  • 2014.04.10
  • 情勢/国際
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公明新聞:2014年4月10日(木)付



山口代表 カザフ大使と意見交換



公明党の山口那津男代表は9日、衆院第2議員会館でカザフスタン共和国のアクルベク・カマルディノフ大使の表敬を受け、両国の一層の関係強化に向けて多方面で協力していくことを確認した。党国際局長の遠山清彦衆院議員、同次長の山本香苗参院議員が同席した。

アクルベク大使は、両国の政治対話のレベルが上がり、文化、人道分野での協力も目覚ましく進んでいると強調。同国にかつて存在したセミパラチンスク核実験場の周辺では、多くの住民に健康被害が出ていることに言及し、「日本の経験を被ばく者の医療やリハビリに役立ててほしい」と訴えた。

これに対し山口代表は、「核実験で残った影響に対して、広島、長崎や、第五福竜丸で取り組んだ医療、技術、経験などを役に立ててもらう貢献をもっと広めるべきだ」との考えを示した。

またアクルベク大使は、両国の関係発展を妨げているのがビザ(査証)制度だと指摘。近年、日本の中小企業もカザフスタンに多く進出しており、ビザ緩和は相互の利益に通じると述べ、「カザフスタンは戦略的パートナーである日本と特別な関係になりたい」と強調したのに対し、山口代表は出入国管理の担当である谷垣禎一法相に、大使の要望を伝えると応じた。

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