e高校授業料無償化 4月から新制度

  • 2014.04.08
  • 情勢/経済

公明新聞:2014年4月8日(火)付



支援金の加算や給付型奨学金も 公立、私立の格差を是正
入学後に学校を通じ申請



公立と私立の教育費負担の格差是正や、低所得世帯への支援充実のため、4月から高校授業料の無償化に所得制限が導入されました。国公私立を問わず、世帯年収910万円未満程度(市町村民税所得割額30万4200円未満)の生徒が対象となります。新制度の申請方法や仕組みについて紹介します。

【申請方法】
申請方法は入学後、学校に申請書と保護者の課税証明書(市町村民税所得割額が記載されたもの)を提出。学校が「就学支援金」を受け取り授業料に充てます。生徒や保護者は直接受け取りません。課税証明書は毎年度、提出します。

【支給内容】
4月から高校1年生になる生徒が対象です。就学支援金の支給限度額は、全日制の高校で月額9900円。公立の定時制高校で同2700円、通信制高校で同520円、私立の定時制・単位制は同9900円です。既に高校などに在学されている方は、旧制度が適用されます。

【私立高校】
私立高校などに通う生徒のうち、低所得世帯に対して就学支援金を加算します。年収の目安で250万円未満の世帯には支給額の2.5倍、250万~350万円には2倍、350万~590万円には1.5倍の増額がされます。

【給付型奨学金】
さらに、年収250万円未満の世帯には、教科書代や教材費などの負担を軽減するため、返済の必要がない給付型奨学金が支給されます。生徒1人当たり年2万7800円~13万8000円が支給されます。入学後、7月ごろまでに学校を通じて申請を行います。

なお、支給額や支給方法は地域によって異なる場合がありますので、詳細は都道府県の窓口や学校に問い合わせてください。

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