e「公明党が心底好き」

  • 2013.12.11
  • 政治/大阪
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公明新聞:2013年12月11日(水)付



20年間、党支部長で奮闘
市民相談1200件 議員空白区に"地域の柱"
党大阪・中央支部
高橋正幸さん(80)



"議員空白区"の公明党支部長を20年間にわたって務めた功労者がいる。大阪市中央区で活動する党大阪・中央支部の高橋正幸さん(80)だ。今月1日、山口那津男代表を迎え党員の代表らが集った党府本部(佐藤茂樹代表=衆院議員)の研修会の席上、後進に道を譲った高橋さんに特別表彰が贈られた。党員歴は結党以来の49年。結党50周年へ、今なお最前線を走り続ける高橋さんの姿に、会場は万雷の拍手で包まれた。

中央区は道頓堀などの繁華街"ミナミ"から高台の住宅街にまでまたがる。このため、住民が生活する上での課題もさまざまだ。多重債務や、ごみ処理、道路整備の問題。公明党を頼る、苦悩の声を高橋さんは一手に引き受けてきた。20年間で寄せられた相談は約1200件。解決のため、議員につなぐだけでなく、自ら警察や金融業者の事務所にも飛び込んだ。

高橋さんには、長く務めた道頓堀商店連盟会長など地域役員としての"顔"もある。役所に行けば「どうしたんですか」と担当者から声を掛けてくるという。「地域のためにと役員を引き受けたが、行政に人脈が増えた」と語り、「市民相談を長く担えた秘訣だよ」と笑った。

支部でも地域役員を買って出る人が増え、党理解の輪も広がりを見せている。公明新聞の購読推進で中央支部は今年まで6年連続で有権者比1%を達成。今春の推進月間では目標達成率で党府本部の第1位に輝いた。党員数も支部長就任時から1.5倍に増えた。

出身は香川県。旧制中学に合格し、「政治や行政の分野で人の役に」と志したが、戦火に夢を阻まれた。その後、理容師の道に進み大阪へ。道頓堀に理容店を構えたのとほぼ同時期に公明党の前身・公明政治連盟の活動に参加した。結党直後、大阪の党の大会にも出席。会場に響いた「政治を庶民の手に」との叫びが、今も胸から離れないという。

「気付けば志だった政治の"現場"にいた」と高橋さん。最前線で奮闘を重ねる心情をこう語った。「公明党が心底好きなんや」

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