e冬への備え、教育に課題

  • 2013.10.07
  • 情勢/国際
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公明新聞:2013年10月7日(月)付



シリア難民20万人超 イラク北部地域を調査
石川氏



シリア情勢調査のため中東地域を訪問中の石川博崇・公明党青年委員長(参院議員)は5日、イラク北部のエルビル郊外にあるカワルゴスク・シリア難民キャンプを視察した。

同キャンプは今年8月以降、急速に増加したシリア難民を受け入れるため、2カ月前に開設された。石川氏は、同地域を管轄するリズガル・ハバット市長、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連児童基金(ユニセフ=UNICEF)などの国連機関職員、NGO(非政府組織)の代表と、厳しい冬への備えや、クルド語地域のため子どもたちにアラビア語による十分な教育環境を提供できていないことなど、現地の課題について意見交換した。

また石川氏は、同キャンプ内を歩き、避難民からシリア国内の状況、避難の経緯、キャンプでの暮らしの現状などを直接聞いた。

一方、石川氏は、バーキル・クルディスタン地域政府外務庁長官と会談。席上、同長官は日本のシリア情勢に対する貢献を高く評価するとともに、現状で20万人を超えるシリア難民を受け入れているクルディスタン地域に対し、さらなる支援を要請した。また、同地域は治安も安定し、経済も力強く発展していることから、日本企業が同地域をイラクへのゲートウエイと位置付けていくことの重要性を指摘した。

これに対し石川氏は、「日本とクルディスタン地域の関係強化は重要であり、努力したい」「今後も連携しながらシリア難民支援を促進したい」と述べた。

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