e低所得者への配慮必要

  • 2013.08.23
  • 政治/国会
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公明新聞:2013年8月23日(金)付

 

社会保障制度改革 高額療養費の改善めざす
山口代表



公明党の山口那津男代表は22日、国会内で記者会見し、閣議決定した社会保障制度改革の手順を定める「プログラム法案」骨子に関して、「社会保障制度を持続可能なものにしていく中で、低所得者に対する対応策をしっかり実行していくことが大事だ」と力説した。

さらに、70~74歳の医療費について、同骨子で現在1割の窓口負担を本来の2割に引き上げるとしたことに対し、現在3割負担の人が70歳に達した際に適用されることから、「個々の負担が増えることにはならない」と指摘。その上で、「特に低所得者に対する高額療養費の負担軽減制度を新たにつくりたい」と強調した。

一方、集団的自衛権の行使容認には憲法解釈の変更ではなく改憲が必要とした前内閣法制局長官の山本庸幸最高裁判事の発言には、「内容的には、これまでの法制局の議論の積み重ねの範囲で述べたことだろう」とし、「行政から司法に移る当初の発言だから、これまでの集大成という意味で、ぎりぎり立場上許される発言だと思う」との認識を示した。

また、自衛権をめぐる政府の憲法解釈の変更を求める主張があることに関しては、「集団的自衛権の行使の是非という抽象論だけで議論していくのは、説得力の面でも十分ではない」と述べた。

原爆漫画、知る機会の確保を


松江市教育委員会が小中学校に対し、原爆被害を描いた漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を要請したことに山口代表は、「これまで見ることができたのだから、知る機会はきちんと保たれた方がいい。特別な教育的配慮が必要なのかは専門家の検討があるかもしれない」と述べた。

米大リーグ、ヤンキースのイチロー外野手が日米通算4000安打を達成したことには「喜ばしい。極めて偉大な記録を達成したことに心からお祝いを申し上げたい」と偉業をたたえた。

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