e核兵器のない世界に

  • 2013.08.10
  • 情勢/社会
[画像]メインイメージ

公明新聞:2013年8月10日(土)付



山口代表が献花
68回目の長崎原爆の日



長崎は9日、68回目の原爆の日を迎えた。爆心地に近い長崎市松山町の平和公園で、市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれた。被爆者や遺族、安倍晋三首相らが参列し、原爆死没者の冥福を祈った。

公明党から山口那津男代表をはじめ、秋野公造参院議員、織田長、江口健、川崎祥司の各長崎県議、麻生隆、向山宗子、久八寸志、山本信幸、永尾春文、林広文の各長崎市議、松岡眞弓諫早市議が参列した。

式典には核保有国のインドが初出席。参加国は過去最多と並ぶ44カ国となった。

ベトナム戦争を題材とした「プラトーン」などの作品で知られる映画監督のオリバー・ストーン氏も参列した。

式典では、犠牲者のための水と花輪を祭壇に供え、原爆投下時刻の午前11時2分、鐘の音とともに1分間黙とうをささげた。

平和宣言で田上富久市長は、6月にベルリンでオバマ米大統領が表明した核兵器削減を支持するとともに、米ロに対して早期に大量の核弾頭を削減するよう求めた。さらに、「平和希求の原点を忘れないためには、戦争体験、被爆体験を語り継ぐことが不可欠」と指摘。若者に対して「被爆者の声に耳を傾けてみてください」と訴えた。

安倍晋三首相は「日本人は、唯一の戦争被爆国民だ。われわれには確実に『核兵器のない世界』を実現していく責務がある」とあいさつした。

式典では、この1年に死亡が確認された3404人の名前を記した名簿4冊が奉納された。原爆死没者数は16万2083人となった。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ